Q1.ナカノ商会との取引内容を教えてください。
親会社の大和ハウス工業と、ナカノ商会さんとの取引がキカッケです。約20年前からダイワハウス工業でBTS倉庫をスタートさせその第一弾が浦安地区の倉庫でした。
ナカノ商会さんとの取引が開始したのが、舞浜の倉庫を持っており、お付き合いのあった建建築事業部 常務取締役よりナカノ商会さんに、大和ハウス工業の浦安を借りてほしいと連絡しました。現在はDPL浦安Ⅲ、舞浜流通センター、箱崎等の物件を借りていただいています。
Q2.印象的だった物件・取り組み
14年前、私がプロジェクトリーダーとして担当した際に、特に印象に残っているのが、ナカノ商会さんの岡本さんとともに浦安の舞浜センターを立ち上げた経験です。このプロジェクトでは、テナントの入れ替えが行われ、近隣の施設から新たにナカノ商会さんの浦安1へと移転させるという重要な任務を担いました。
この移転に伴い、物流倉庫に必要不可欠なドッグレベラーの設置が課題となりました。そこで、プラットフォームの設置を当社で担当することになり、2010年に無事工事を完了させました。
しかし、2011年に発生した東日本大震災により、施設に被害が及びました。この際、ナカノ商会さん側が迅速に修繕を発注し、高いクオリティが求められる中で修繕作業が進めていただきました。こうした取り組みを通じて、ナカノ商会の岡本さんやチームとの協力関係が強まり、品質を最優先にしたプロジェクトを成功に導いた経験は、今でも思い出に残っています。
Q3.他のサブリース会社との違い
ナカノ商会さんと他のサブリース会社さんとの大きな違いは、そのトータルソリューションの提供能力にあります。ナカノ商会さんには、サブリース、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)、コンストラクションマネジメント(CM)、そして運送まで物流に関する様々なノウハウがあります。そのため、物流倉庫に関連するさまざまなサービスを一括で提供できる点を我々は高く評価しています。
また、物流に関する知識が豊富なため、建築基準法が保管に適合しているか、消防法などの関連法規をしっかりと遵守し、信託財産としてきちんとプロジェクトをハンドリングされています。
そのほかにも、対応の真摯さと迅速さには常に感謝しています。ナカノ商会さんの対応は、エンドテナント企業からも評判が良く、建物を利用する際に生じる不具合や問題についても、テナントからの声をしっかりと拾い上げ、適切に対処していただいています。そのため、オーナーとして円滑な運営を実現することが出来ています。また、建物を資産として見た時にも、その価値をしっかりと維持してもらっている点が特筆すべき点です。施工に関しても、中途半端な対応ではなく、確実に丁寧な仕事をしてもらえているため、長期的に安心して任せることができるパートナーだと感じています。
Q4.今後、さらに期待すること
当社ではアジア・北米を中心に、海外展開を進めています。そのような背景がある中で、これからもナカノ商会さんとタッグを組んでいければと考えています。これからも、よろしくお願いいたします。