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【物流倉庫】移転マニュアル完全版|費用の相場からスケジュールのポイントまで徹底解説 | 物流不動産サービス|株式会社ナカノ商会

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2025.08.27

物流倉庫の移転・引っ越しは、単なる荷物の移動ではありません。事業の継続性を左右する重要なプロジェクトです。「コストを抑えたい」「移転後に業務が混乱しないか不安だ」と感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、倉庫移転で失敗しないための具体的な手順、かかる費用やその相場、そしてトラブルを避けるための重要なポイントを、ナカノ商会の専門知識を交えて詳しく解説します。
これから倉庫移転を検討するすべての企業担当者様必見の内容です。

※本記事は2025年時点の市場情報に基づいて作成されています。

ナカノ商会が選ばれる理由|総合物流企業ならではのユニークな強み

ナカノ商会は、単に倉庫の賃貸や仲介を行う不動産会社ではありません。長年にわたり物流業務全体を請け負う「3PL(サードパーティ・ロジスティクス)」事業で培った豊富なノウハウを、不動産事業に活かしています。このハード(倉庫)とソフト(物流オペレーション)の両面からサポートできる体制が、お客様から選ばれる最大の理由です。

ここでは、ナカノ商会が提供する、他社にはない3つのユニークな強みをご紹介します。

1. 物流のプロがコストと要望を実現する移転計画を策定

物流倉庫の移転は、新しい拠点に合わせた最適な業務フローの構築が不可欠です。ナカノ商会には、物流倉庫に特化した一級建築士や施工管理技士が多数在籍しています。彼らがお客様の現在の課題や移転後の目標を深くヒアリングし、お客様のニーズに合った工事プランをご提案します。単にスペースを借りるのではなく、「よりニーズに合った物流拠点」を構築するための専門的なサポートを提供します。

2. 移転費用の「初期負担」を大幅に軽減

新しい倉庫の賃料や内装工事費に加え、移転作業にかかる費用は大きな負担となります。ナカノ商会では、お客様の初期費用負担を軽減するため、移転費用を賃料に組み込むご提案も可能です。また、テナント様は仲介手数料が無料です。お客様の資金繰りまで考慮した、柔軟な提案力が強みです。

3. 全国ネットワークと自社輸送インフラによるワンストップサービス

ナカノ商会は、全国に約50カ所の物流拠点を構え、東北から九州までを結ぶ自社幹線輸送ネットワークを有しています。この広範なネットワークを活用し、新しい移転先の物件探しから、移転・引っ越し作業、そして移転後の輸送までを一貫してサポート。複数の業者に依頼する手間を省き、コストとスケジュールの最適化を実現します。

このように、ナカノ商会は物流業務全体を熟知しているからこそ、移転・引っ越し後も安心して稼働できる「生きる倉庫」づくりをトータルで支援します。

倉庫移転にかかる費用と料金の内訳を徹底解説

倉庫の移転には、新拠点の賃料や工事費だけでなく、様々な費用が発生します。事前に把握しておくべき費用項目を表でまとめました。

1. 新規倉庫の賃貸・契約にかかる費用

まず必要になるのが、新しい倉庫を借りるための費用です。一般的な賃貸物件と同じく、初期費用として主に以下の項目が発生します。

  • 保証金(敷金):賃料の6〜12ヶ月分が一般的です。退去時に原状回復費が差し引かれて返金されます。
  • 前家賃:契約月の家賃と翌月分の家賃です。
  • 仲介手数料:不動産会社に支払う手数料です。賃料の1ヶ月分程度が相場ですが、テナント側の仲介手数料が無料のケースもあります。
  • 礼金:契約時のみ発生する費用で、賃料の数ヶ月分程度が目安です。

2. 移転・引っ越し作業にかかる費用と料金相場

実際の移転作業には、主に運送費と人件費がかかります。料金は移転規模や時期によって大きく変動します。

  • 運送費:トラックの台数、移動距離、荷物の種類によって決まります。倉庫内のフォークリフトやパレット、保管ラックなども運搬の対象となります。
  • 人件費:梱包作業や荷物の積み下ろし、新倉庫での配置作業を行うスタッフの人件費です。自社スタッフが対応する場合は、通常業務との兼ね合いで工数管理が必要となります。

このほか、梱包資材費や、廃棄物処理費用も発生します。特に、古い在庫や不要な備品の廃棄コストは、規模が大きいほど高額になるため、計画的に進めることが重要です。

3. 旧倉庫の退去と原状回復費用

借りていた倉庫を退去する際は、入居時の状態に戻す「原状回復」を行うのが一般的です。これにかかる費用も事前に確認しておきましょう。

  • 工事費:壁の補修や破損した設備の復旧、設備撤去など。造作したものがあればそれも元の状態に戻します。
  • 清掃費:専門業者によるクリーニング費用です。床の清掃や既存設備のクリーニングを行います。

賃貸契約の内容によっては、特約で原状回復の範囲が細かく定められている場合があります。契約書をしっかり確認し、貸主と事前によく相談しておきましょう。

物流倉庫の移転は、これらの費用が一度に発生するため、まとまった資金が必要となります。
ナカノ商会では、お客様の初期費用負担を抑えるため、移転費用を賃料に組み込むご提案も可能です。
*詳しくは賃貸サービスサイトからお気軽にご相談ください。

失敗しないための倉庫移転スケジュールと手順

スムーズな移転を実現するには、長期的な視点での綿密なスケジュール管理が不可欠です。移転が失敗する最大の原因は、準備期間の不足にあります。以下に、一般的なスケジュールと手順を時系列で解説します。

1. 計画・情報収集・課題把握(移転の12ヶ月~18ヶ月前)

移転を検討し始めたら、まず現物流体制の課題を把握することから始めます。「作業スペースが足りない」「レイアウトが悪く非効率だ」「システムが古くミスが多い」など、現状の問題点をリストアップしましょう。この段階で、新倉庫に求める要件を明確にしておくことが、後の物件選定をスムーズにする鍵となります。

2. 物件選定・契約(移転の9ヶ月~12ヶ月前)

次に、要件に合う物件を探し始めます。この際、賃料だけでなく、立地、広さ、設備、そして将来的な事業拡大の可能性まで考慮することが重要です。複数の候補物件を比較検討し、契約交渉を行います。

ナカノ商会では、お客様の事業内容や課題をヒアリングし、物流効率を最大化する最適な物件をご提案します。全国150物件、20万坪を超える豊富な管理実績とネットワークを活用し、お客様に最適な物件情報を提供可能です。さらに、テナント様は仲介手数料が無料です。

3. 設計・内装・設備工事(移転の6ヶ月~9ヶ月前)

契約後は、新倉庫のレイアウト設計や内装工事、WMS(倉庫管理システム)などの設備導入を進めます。特にレイアウト設計は、その後の業務効率を大きく左右する重要な工程です。

この段階での注意点として、倉庫移転のよくある失敗事例を把握しておくことが挙げられます。

  • 失敗事例1:想定外の追加工事費用が発生する
    事前に確認したはずの設備が使えなかったり、特殊な工事が必要になったりするケースです。
  • 失敗事例2:業務効率が悪化する
    「荷物の量が増えてすぐ手狭になった」「動線が複雑でピッキング作業に時間がかかる」など、新しい倉庫に移ったのに効率が上がらないというケースも多く見られます。

このような失敗を避けるためには、物流に特化した専門家による設計が不可欠です。ナカノ商会では、物流倉庫に特化した一級建築士が、お客様の実際の業務フローを把握した上で、最適なレイアウトを設計します。

4. 引っ越し・移転作業(移転の1ヶ月前~当日)

移転日までに、荷物の梱包、システムの設定、インフラの整備などを進めます。移転当日は、トラックの手配や人員配置を計画通りに行う必要があります。旧倉庫と新倉庫での同時並行作業となるため、混乱を避けるためのマニュアル作成や、各業務の担当者の明確化が重要です。

5. 稼働開始・アフターフォロー

移転後も、業務が安定するまで細かな調整が必要です。従業員の習熟度、システムの不具合、レイアウトの微調整など、改善を続けながらスムーズな稼働を目指します。

ここまでご覧になって、自分たちだけでこのスケジュールをこなせるか不安になった方もいるかもしれません。しかしご安心ください。ナカノ商会では、移転計画の策定から、複雑な許認可申請の代行、実際の工事まで、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応いたします。必要な部分だけ依頼することも可能ですので、まずは無料相談をご活用ください。

6. 倉庫移転事例

【株式会社エス・シー・アライアンス様】
エンタメ業界でイベント機材などを扱っている会社様です。
移転にあたり、単純な保管機能だけでなく浦安エリアであること、事務所と倉庫が一体化していること、一棟借りなどいくつかのご希望条件がございました。
ナカノ商会では、ご希望条件に対する細かいヒアリングを実施し、賃貸物件の提供だけでなく移転完了から逆算した工事スケジュールを組み、移転がスムーズに進むよう最大限サポートさせていただきました。

物流不動産を経営するオーナー様向け|
コストを抑えるポイント

ここまではテナント側の視点で解説しましたが、ここでは倉庫を経営するオーナー様が、移転や賃貸管理の際に直面する「あるある」と、コストを抑えるポイントを解説します。

  • あるある1:退去後の原状回復工事費用が想定外に高かった
    テナントとの退去交渉が難航し、原状回復の範囲や費用でトラブルになるケースが多く見られます。
  • あるある2:空室リスクを抱えている
    供給過多のエリアでは、次のテナントがなかなか決まらず、賃料収入が途絶える不安を抱えているオーナー様も少なくありません。

これらの課題を解決するためには、計画的な修繕と質の高い管理体制が不可欠です。ナカノ商会では、賃貸仲介だけでなく、倉庫の建設・設計から、将来的な修繕計画、そしてテナント誘致まで、オーナー様の資産価値向上を目的としたサービスを提供しています。

物件の価値を高めるには、適切な修繕計画を立て、テナントのニーズに応える質の高い倉庫を維持することが重要です。ナカノ商会では、シミュレーションに基づいた修繕計画をご提案し、長期的な視点でのコスト削減と収益性向上をサポートします。オーナー様も、お気軽にお問い合わせください。

まとめ|倉庫移転は専門業者との連携で成功する

倉庫の移転は、単なる引っ越しではなく、事業運営の根幹に関わる重要なプロジェクトです。かかる費用スケジュール、そして移転後に発生するリスクを事前に把握し、計画的に進めることが成功の鍵となります。特に、以下のようなポイントが重要です。

  • 移転費用は、賃料だけでなく、運送費や原状回復費など多岐にわたるため、全体像を把握しておく。
  • 計画は1年以上前から始めるのが理想。物流システムの変更や内装工事など、時間を要するタスクを考慮に入れる。
  • 新倉庫のレイアウトは、業務効率を左右する重要ポイント。物流のプロの視点を取り入れることで、失敗を避けられる。

倉庫の賃貸」「建築・設計」「土地開発」それぞれの分野で専門性の高いサービスを提供するナカノ商会は、お客様の物流事業の課題に寄り添い、最適なソリューションを提供します。3PL事業で培った豊富な物流ノウハウを活かし、お客様の事業を「ハード」と「ソフト」の両面からサポートします。

現在の倉庫運営に不安がある方、これから移転を検討している方は、ぜひ一度、ナカノ商会にご相談ください。まずは無料相談フォームよりお気軽にお問い合わせください。

会社概要

物流不動産に関するお悩みをトータルサポートナカノ商会 不動産事業部
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