倉庫解体に使える補助金まとめ!全国補助金制度やアスベスト対応条件を解説 ナカノ堀更新 | 物流不動産サービス|株式会社ナカノ商会
2025.07.15
タイトル変更
【保存版】物流倉庫の解体で使える補助金制度まとめ 費用相場とアスベスト対応の注意点
(コメント:保存価値が高いと印象づける構成にしてもいいかと思います)
1. 倉庫解体の基本と費用相場
物流不動産オーナーの皆様にとって、老朽化した倉庫の解体は大きな決断です。
まずは、解体工事の対象となる建物構造(木造、鉄骨造、RC造など)や、アスベスト使用の有無、トタン屋根や小屋部分の材質などを確認しましょう。
一般的な木造倉庫であれば、1㎡あたり5,000~8,000円、鉄骨造やRC造では8,000~12,000円程度が相場です。
→鉄骨造:約8,000~11,000円/㎡ RC造:約10,000~13,000円/㎡(2025年現在の業界平均)※都心部や閉所条件で割増あり(コメント:RCと鉄骨が金額感が多少異なるので分けたいです。下記内容の他に立地による金額変動の場合もあるので保険として)
ただし、現地調査の結果、アスベスト除去や特殊廃棄物処理が必要になる場合は、別途「解体費用+除去費用」が発生します。
1-1. 費用に影響する主な要因
- 建物構造:木造/鉄骨造/RC造
- 延床面積:㎡単価×面積で大まかに算出
- アスベスト除去:有無と使用量で大幅増加 →有無と種別(レベル1~3)
- トラック進入のしやすさ:重機搬入経路の確保費用 →搬出入条件:重機・トラックの搬入経路条件
- 周辺環境:騒音・振動対策や近隣対策の追加工事
→
2. 全国の補助金・助成金制度と申請方法
老朽化した倉庫を解体する際、各自治体では「解体費用補助金」「助成金制度」を用意している場合があります。国の小規模住宅解体助成とは別に、物流倉庫や納屋、トタン製倉庫にも適用可能な制度が地域別に存在することも。以下に代表的な制度例をまとめました。
都道府県 | 補助金名 | 上限金額 | 対象建物 |
---|---|---|---|
東京都 | 老朽建築物解体助成金 | 100万円 | 木造倉庫、トタン倉庫 |
大阪府 | 産業施設解体補助金 | 150万円 | 鉄骨造・RC造倉庫 |
愛知県 | 物流施設再生支援助成 | 200万円 | 物流倉庫全般 |
→下記の通り補助率も記載したいのと関東メイン+地方で再構築しました
都道府県 | 制度名 | 上限金額 | 補助率 | 対象構造 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東京都(足立区他) | 建物等除却助成制度 | 木造50万円/木造以外100万円 | 解体費の1/2以内 | 木造・鉄骨・RC | 令和3年データ:38区市で実施 (解体の達人) |
埼玉県(川口市、草加市など) | 危険空き家解体助成金 | 50~70万円程度 | 解体費の1/2 | 木造・トタン | 空き家バンク登録が条件 |
群馬県(高崎市など) | 老朽化空き家除却助成金 | 上限100万円 | 解体費の4/5 | 木造等 | |
神奈川県(愛川町など) | 空き家除却補助制度 | 30万円 | 解体費の1/2 | 木造・トタン | |
秋田県(鹿角市) | 危険空き家解体補助金 | 上限50万円 | 解体費の1/2 | 木造 | |
大分県(大分市) | 空き家除却補助金 | 上限160万円 | 解体費の4/5 | 木造等 | |
佐賀県(みやき町) | 解体補助金 | 上限50万円 | 解体費の1/2 | 木造 | |
その他(東北含む) | 各自治体で空き家解体助成制度あり | 20~100万円 | 補助率自治体により1/3〜1/2 | 木造等 | 道府県例:新潟・北海道など |
2-1. 申請の流れとポイント
- 事前相談:自治体窓口で「制度概要」と「提出書類」を確認
- 現地調査:業者による調査報告書を入手
- 申請書提出:必要書類を揃えて受付へ(期限厳守)
- 交付決定:「補助金交付決定通知」を受領
- 解体工事実施:交付決定後に工事開始
- 報告・実績提出:領収書・写真を含む実績報告書を提出
→じSここが気になるかと思うので細かくしました。ただかなりやること多いので採用可否ご判断ください。
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事前情報収集・整理
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対象物件の「築年数・構造・現状写真・用途履歴」
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固定資産税・市税の滞納状況
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所有者の所得(前年分)
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自治体へ事前相談
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補助枠の残額/予算期限の確認
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必要書類の確認(耐震診断書・空き家登録証・登記簿謄本など)
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事前調査・現地診断
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解体業者または調査機関による「腐朽・耐震・アスベスト含有分析」
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フィジビリティ調査報告書を取得
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見積と申請書類の準備
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詳細見積書(明細別:仮設・重機・養生・廃材処理・アスベスト別途等)
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申請書、調査報告書、耐震やアスベスト分析、登記簿、固定資産証明、所得証明、写真(現況)
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申請書類提出(工事着工前に必須)
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期限/月初の受付状況に注意
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提出後、自治体による現地確認・審査
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交付決定通知受領
→ 「交付決定前に着工した場合は対象外」なので、必ず通知受領後着工 -
解体工事実施
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アスベスト封じ込め作業(専門業者・作業主任者配置)
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トタン・鋼板はスクラップ回収(kg単価適用の買取反映を確認)
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完了後 実績報告書提出
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領収書(内訳書)+現況写真(着工~完了)+検査証明書(アスベスト除去証明など)
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廃棄物処理計画書・報告書の添付
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補助金交付・事業終了
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精算後に補助金振込(通常1~2ヶ月後)
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場合により報告フォローあり(再調査・確認)
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3. 解体時の注意点:アスベストやトタン材質対応
倉庫解体で特に注意すべきはアスベストを含む建材の扱いです。飛散リスクを抑えるため、事前に調査・分析を行い、専門の除去工事を行う必要があります。また、トタン屋根や折板屋根は再資源化が可能ですが、素材によっては産廃扱いとなる場合もあります。
3-1. アスベスト除去のポイント
- 専門業者による封じ込め・除去工事
- 除去後の検査証明書の取得
- 自治体への報告義務と廃棄物処理計画書の提出
3-2. トタン・鋼板のリサイクル活用
トタンや鋼板はスクラップとして再資源化できます。解体業者によっては買取価格が見積に反映され、工事費用の抑制に寄与します。買取対象(2025年現在 約20~40円/kg)工事費からの値引き交渉も可能
4. ナカノ商会の解体サポートサービスの流れ
ナカノ商会では、土地選定から建築、修繕、そして解体まで一貫して対応可能。全国の拠点ネットワークを活かし、以下のステップでワンストップサポートを提供します。
- ステップ1:無料相談・現地調査(老朽・アスベスト含む)
- ステップ2:補助金・助成金適用可否の確認と申請代行
- ステップ3:解体工事プラン・見積書のご提示
- ステップ4:工事着工・現場管理(安全対策・近隣対応)
- ステップ5:完了検査・実績報告書作成サポート
4-1. 事例紹介
退去に伴う現状復帰工事
会社概要
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