ブログ

blog

倉庫を市街化調整区域に建てるには?許認可取得代行サービスのご案内 | 物流不動産サービス|株式会社ナカノ商会

|

2024.12.20

 

 

目次

倉庫は建てられる?市街化調整区域の概要・特徴

市街化調整区域の定義と役割

市街化調整区域とは、都市計画法で定められた区域の一つで、基本的に開発が制限されています。この区域の主な目的は、都市の無秩序な拡大を防ぎ、農業や林業のための土地利用を守ることです。そのため、倉庫や工場などの建築物を建てようとしても、特別な許可を得ない限り建設できません。

これに対して、市街化区域とは、すでに市街地として利用されているか、あるいは今後10年ほどの間に優先的に市街地として整備を進めていく地域のことです。こうした区域では、住宅や商業施設・店舗などの建築物の建設が原則として認められ、道路や上下水道などの都市インフラ関連も計画的に整備されます。

市街化調整区域と倉庫・工場建設の関係性

倉庫や工場を建てる際、市街化調整区域内では原則として許可が下りないことが多くなっております。ただし、物流施設においては、都市計画法第34条で、「物流総合効率化法」(通称、「物効法」)の認可を取得すれば、開発許可を得て倉庫を建設することが可能となります。

ナカノ商会では、市街化調整区域における物流施設の建設への出資なども行っております。2024年1月、佐賀県鳥栖市における物流開発プロジェクトに出資し、延床面積約3万6630㎡(約1万1100坪)のBTS倉庫を着工させました。完成は2026年春を予定しております。また、神奈川県海老名市の市街化調整区域において、取引先物流会社様の自社倉庫の建設プロジェクトでCM(コンストラクション・マネジメント)業務を行いました。物効法の認可を取得し、お客様の希望のレイアウトを最適なコストで建設するお手伝いを行いました。一般的な設計事務所では、物流効率化法を視野に入れた設計検討は難しいですが、物流会社の工事部門であるナカノ商会では、物流施設に特化した一級建築士も在籍しており、豊富な事例から適切なアドバイスをすることが可能です。

ナカノ商会不動産

市街化調整区域での計画における注意点

倉庫を使用する際、営業倉庫登録が必要なケースもありますが、市街化調整区域では基本的に営業倉庫の登録ができないことにも注意が必要です。このように、市街化調整区域で倉庫を建築したり、既存建物を倉庫として使用する際には、事前の調査確認が必須となります。

倉庫を建てる際の許可取得の流れ

許可が必要となる理由と種類

市街化調整区域での建物の建設には、都市計画法に基づく許可が必要です。この許可は、その土地がどのような目的で使用されるかによって異なります。物流施設や駐車場の設置も、用途によっては許可が必要となる場合があります。

許認可取得までの具体的なステップ

許認可を取得するには、以下の手続きが必要です。
・土地の用途制限を確認
・案内図や公図の写し、土地・建物の登記事項証明書などの資料を提示
・地域の都市計画課に申請を行い、審査を実施

物効法や営業倉庫の申請は準備の必要な書類が多く、手続きも複雑です。そこで、ナカノ商会では、土地の用途制限の確認から行政への手続き、実際の建築やその後の修繕フォローまで一括で請け負っています。お客様自身で申請を行っていただくことが不要となり、担当者の方は気軽に許認可取得を進めることができます。

≫ナカノ商会で代理できる申請内容≪
用途地域変更申請書/倉庫業登録申請書/建築確認申請書
危険物施設設置許可申請書/道路使用許可申請書/高圧ガス製造許可申請書
排水設備計画確認申請書/冷凍冷蔵施設設置届出書/電力供給申込書
保税倉庫許可申請書/ガス供給申込書/機械等設置届出書
水道使用開始申請書/医薬品製造業許可申請書 等

ナカノ商会不動産

市街化調整区域での建築デザインと設計

倉庫や工場設計の基準と条件

市街化調整区域での建築には、都市計画法で定められた基準を満たす必要があります。建築物の設計段階で、駐車場や物流機能を考慮した設置を行うことで、事業の効率化が図れます。

コストを抑えた効率的な設計事例

建設費用を抑えるためには、既存の施設を活用する方法や、事前に補助金を利用することが効果的です。また、建築物の用途に応じて必要な設計条件を確認し、最適な方法を選択することが成功の鍵です。

市街化調整区域での倉庫選び

賃貸倉庫選びの注意点と成功事例

賃貸倉庫を選ぶ際には、用途や建物の状態を事前に確認しましょう。例えば、事務所や工場としても利用できる施設を選ぶことで、多様な事業展開が可能となります。

運送や駐車場設置を考慮した倉庫選びのコツ

運送業務を円滑に進めるためには、駐車場やアクセス条件も重要なポイントです。物流施設としての適性が高い物件を選ぶことが事業成功につながります。ナカノ商会では物流施設の用地や物件に特化した営業部隊がいるため、お客様に最適な提案をすることが可能です。

倉庫・工場建設を成功させるための戦略

プロに任せる場合の選び方とメリット

市街化調整区域での建設には専門知識が求められるため、建設会社や不動産会社に依頼することが効果的です。プロのサポートを受けることで、手続きや設計・情報の精度が向上します。

補助金や優遇措置を活用する方法

補助金や税制優遇措置を活用することで、建築コストを削減できます。2025年現在、多くの自治体で物流施設の整備を支援する補助金制度が実施中されています。

市街化調整区域での物流不動産の未来

市街化調整区域での倉庫や工場建設は、多くの制限や注意点がある一方で、適切な方法を取れば大きなビジネスチャンスとなります。ナカノ商会はお客様のビジネスを最大限サポートします。不動産サービス以外にも3PL業務や輸送業務など、物流業務全般を取り扱っております。


会社概要

物流不動産に関するお悩みをトータルサポートナカノ商会 不動産事業部
〒272-013
千葉県市川市行徳駅前2丁目25-25 NT商会ビル3階
TEL 047-711-4317

「空き倉庫」「取り扱い物件」一覧はこちら
物流倉庫の「賃貸」はこちら
物流倉庫の「工事・改修」はこちら 物流倉庫の「建築・設計」はこちら 物流倉庫の「開発」はこちら 倉庫オーナー様へのご案内はこちら 「お客様の声」一覧はこちら

ご相談だけでもOKです。まずは、お気軽にお問合せください!

ナカノ商会不動産

お気軽にお問い合わせください!

047-711-4317

受付時間
平日 9:00~17:00